年間行事
「安福寺」では、檀家さまの行事と、宗派を問わずだれでも参加ができる一般行事を開催しております。お近くにお越しの際は是非お気軽にお立ち寄りください。
一月「睦月(むつき)」
修正会とは、「修正月会(正す月に修める法要)」を意味します。
正月のはじめに社会の平和と人々の幸福を祈り、天下泰平、風雨順時、五穀豊穣、万民豊楽、除災招福などを祈願する法会(ほうえ)を修します。
無事に新年を迎えられたことをご本尊様に感謝し、新たな一年をすこやかに過ごせるように祈願します。
二月「如月(きさらぎ)」
涅槃会とは、涅槃講や涅槃忌とも称呼されます。
陰暦二月十五日のお釈迦様の入滅(命日)に、日本や中国などで勤修される、お釈迦様の道徳を偲ぶ法要です。
涅槃会では、お釈迦様の入滅が描かれた涅槃図が揚げられ、遺教経を読誦いたします。
三月「弥生(やよい)」
春彼岸会は「春分の日」を中日とした前後三日の計七日間にわたる期間をいいます。
「彼岸」は、煩悩を捨てた悟りの境地である「到彼岸(向こう側に渡る)」ことを言い、仏教界では現実の世界を「此岸(しがん)」と言い、あの世のことを「彼岸(ひがん)」と言います。西の方角は、仏様が多く住まわれる世界の方角とされ「西方浄土」と呼ばれ、一年の中で太陽が真西に沈む時期(彼岸)が仏事を執り行うのに適していると考えられています。
四月「卯月(うづき)」
灌仏会とは、お釈迦様の誕生日(四月八日)を祝う仏教行事です。
お釈迦様生誕の地を見立て花御堂(はなみどう)に安置した釈迦像に甘茶を注ぎ礼拝する法会で「仏様に灌(そそ)ぐ」ことから「灌仏会」と名付けられ、「花まつり」とも呼ばれています。
六月「水無月(みなづき)」
岸和田市相川町は「ほたるの里」と呼ばれるように、六月には清流「津田川」で自然に繁殖したゲンジボタルが飛び交い幻想的な世界を繰り広げます。
ホタルが生活する上で最も重要な「水」。
安福寺近くを流れる「津田川」は自然豊かな環境下の中、相川町住人の努力によって、その美しい景観と環境が維持され続けられています。
八月「葉月(はづき)」
毎年八月の夜明けに、安福寺が在る山中では蜩蝉(ヒグラシゼミ)の壮大なコーラスが始まります。
日常生活から少し離れて、大自然の中で蜩蝉のコーラスに耳を傾け、安福寺ご自慢の朝粥を食してみる趣のある行事です。皆様のご参加をお待ちしております。
盂蘭盆会とは「お盆」」のことを言い、施餓鬼会は仏教六道のひとつ「餓鬼道(がきどう)」に堕ちた人々を苦しみから救うために行う法要になります。
このお盆の期間は、里に帰ってくる故人となった家族、先祖たちの精霊をお迎えし、おもてなしをおこない一緒に過ごす期間になります。安福寺では、境内で「盆踊り」も開催し、精霊を送り出します。
九月「長月(ながつき)」
秋彼岸会は「秋分の日」を中日とした前後三日の計七日間にわたる期間をいいます。
春彼岸・秋彼岸は、基本的には先祖供養をすることが目的であることは同じですが、秋は「作物の収穫」、春は「作物の豊作」を祈願するといわれています。
また、春は「牡丹餅」秋は「おはぎ」をお供えするのが一般的です。
十月「神無月(かんなづき)」
安福寺では毎年十月にプロの演奏者をお招きし「アルゼンチンタンゴ演奏会」を開催させていただいております。
バンドネオン。ヴァイオリン、ピアノの編成楽団によって醸し出される情熱的で哀愁ある魅力的な楽曲は、ご来場いただいた方々にとても好評で、楽しい想い出となるユニークなイベントです。
十一月「霜月(しもつき)」
・もみじまつり
・五重同行会
十二月「師走(しわす)」